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秋
『望郷』
いっぴきの
野良猫が
星を見ている
ペロリと
舌をなめた
こんぺいとう
だとでも
思ったのか
星空と
野良猫とが
対等に
存在している
この
宇宙の神秘
野良猫が
消えたら
幾千万の
星もみな
むなしい
冷たい
雨粒となって
落ちて
消えるだろう
いっぴきの
野良猫が
星を見上げて
大きなあくびを
ひとつした
こぼれ落ちた
涙を
あくびのせいに
するために
きっと
ふるさとの星を
見つけたんだ