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『永遠の人』

自分に似た
生きものを
作ろうと思った
神様は
人を作った

けれど
人には
重大な欠陥があった

人は
誰かを
愛することが
できなかった

人に
愛を教えるために
神様は
人を
ふたつに切り離し
男と女を作った

それは
はるか遥か
遠い昔のこと



風が吹いていた
夏の午後
うん
多分、夏の

風が
木々の葉を揺らし
石ころたちが
気持ちよさそうに
日向ぼっこしていた

ねぇ
そんな風景が
ふっと
浮かんだんだ

あなたを
はじめて見た時

だけど
あなたとは
それっきり
ただ街で
すれちがっただけ


何人もの女の子と
恋をしたはずなのに


あなたとは
またいつか何処かで
会える気がする

名前も知らない
あなた