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『ラブホテル2』
ぼくは
ラブホテル
午後から
たそがれにかけて
なんともいえない
哀愁を漂わせ
夜には
派手な
ネオンライトで
闇を照らし
世界中の
善男善女から
毛嫌いされる建物さ
たしかに
客の中には
売春や
犯罪や
修羅場や
出会って
一時間もしない奴等や
子供たちを裏切る
愚か者もいるけれど
そういうやつら
ばかりじゃない
だって
ぼくの名前は
「ラブ」ホテル
好きで好きで
たまらない
恋人たちや
真面目な夫婦や
物静かな老夫婦だって
訪れる
彼らは
安アパートや
子供が
大きくなって
きたりして
他に
ふたりきりになれる
場所がなくて
仕方なく
ここにやってくる
入ってくる時
何度も
キョロキョロ
見回したり
いそいで
駆け込んだり
何か
悪いことする
訳でもないのに
そういう時
ぼくは
サービスしてあげる
ベッドを回転させたり
部屋中
恥ずかしい位
鏡張りにして
リラックス
させてあげる
そして
それから
ふたりを
ちょっと
泣きたい気分に
させたりして
みせるのさ
ほんとうは
子供が心配なので
早く帰りたいところを
雨なんか降らして
もう少し
ゆっくり
させてあげるんだ
ぼくは
ラブホテル
愛がなきゃ
生きられない