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『少女へ2』
もしも きみが
遠い国へ行って
誰も
きみの行方を
知る者は
いなくなっても
また
きみが
残していった
すべてのものが
やがて
この地上から
みんな
消え去った後にも
ぼくは
海の夕映えの
きらめきの中で
きみの笑い声と
出会うんだ
きらきらと輝く
波の中で
いつも
さびしそうに
している
ぼくの背中の肩を
たたいてゆく
潮風にまじって
ぼくの耳元で
くすぐるように
笑うんだ
そしたら
ぼくは
相変わらず
だなって
つぶやいてみる
すると
まわりの人は
驚いて
振り返り
へんな顔で
ぼくを見るだろう
もう
きみは
ここには
いないことに
なっているからね
だけど
この宇宙の
何処を探しても
多分
こんなに青く
澄んだ海は
ここにしか
ないのだから
だとしたら
あんなに
海の好きだった
きみが
たとえ
宇宙の果てを
さすらっていても
時には
この海辺に
立ち寄ることも
あるだろう
だから
いつ
きみが
やってきても
いいように
ぼくは
いつも
この海岸に
やってくるから
目印は
いくつもある
この星の上に
きみと
ぼくが
大の仲良しだった
ことの証拠
きみと
ぼくとが
寄り添って生きた
あかしは
この星の上に
いつまでも
残っている
幾千の人々が
生き続ける
この星の上に
目印は
いくつもある
この星の上に
また
この星の上で
ぼくたちが
いつでも
やり直せるように
時を越え
また
巡り会えるように
目印は
いくつもある
この星の上に